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日本臨床運動療法学会

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2026.06.08

EIM Japanの取り組みがACSM / EIM Global公式ブログに掲載されました

Exercise is Medicine Global(ACSM:米国スポーツ医学会)公式ブログに、EIM Japanの取り組みが掲載されました。
本記事では、大阪・関西万博2025におけるカラダ機能チェッカーの展示と、デジタル技術を活用したExercise is
Medicineの社会実装について紹介されています。

原文はこちら:
https://acsm.org/japans-digital-vision-for-eim/

以下、日本語訳を掲載します。

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大阪・関西万博から日常へ:Exercise is Medicineを実現する日本のデジタルビジョン

医療機関を利用する患者だけでなく、すべての人にとって運動を歯磨きのように当たり前の習慣にするには、何が必要でしょうか。

日本は今、この問いに真剣に向き合っています。
世界でも有数のスピードで高齢化が進む中、医療システムの負担は増大しており、
実用的で広く展開可能な予防医療の仕組みが求められています。

EIM Japanは、グループウォーキングや銭湯との連携など、身近な日常の場に運動を組み込む地域プログラムを進めてきました。
こうした地域での取り組みに加え、現在はデジタルツールを活用し、その活動の広がりをさらに拡大しようとしています。

カラダ機能チェッカーの紹介

この新しい考え方を形にしたカラダ機能チェッカーが大阪・関西万博2025で展示され、会期中に2,200名以上が体験しました。

カラダ機能チェッカーは、参加者が椅子から立ち上がる、足踏みをする、姿勢を確認する、簡単な認知課題に取り組むといった日常的な動作を行う中で、身体機能と認知機能をリアルタイムに評価します。
ウェアラブル機器や専門機器は不要で、予約も必要ありません。

数分以内に、参加者は身体機能・認知機能の個別プロフィール結果と、すぐに実践できる運動処方を受けとることができます。
カラダ機能チェッカーが従来の健康チェックと異なる点は、ウェブカメラや深層学習を用いた独自の技術と、結果がすぐに得られる即時性にあります。

筋力、バランス、敏捷性、認知機能の視覚的なプロフィールと、自分の状態に合った具体的な運動処方を持ち帰ることができます。
わかりやすく個別化されたガイダンスは、予防医療へのハードルを下げるうえで重要です。
このように評価結果を迅速かつわかりやすい形で、実践的な運動処方といっしょに受け取れるため、予防医療が日常生活でより身近なものになります。

万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」はカラダ機能チェッカーの展示にぴったりの場で、スピード、シンプルさ、オーダーメイドが組み合わさることで、予防医療がどのように提供できるかを多くの方に知っていただく試みでした。
このシステムはコガソフトウェア株式会社との共同開発により実現され、医療従事者、自治体関係者、企業関係者からも多くの関心をお寄せいただきました。
実用的で広く展開可能な健康ソリューションへのニーズが、アカデミアや研究領域を超えて実践の場に広がっていることを示しています。

なぜ日本だけでなく世界でも重要な取り組みか

日本が直面している課題、すなわち高齢化、医療システムへの負担、そして健康寿命の延伸は、多くの国が同じ課題に直面しており、予防医療を手頃で広く利用可能なものにする明確な方法を探しているところです。
大きな課題として、評価に時間がかかることや患者の自己申告に基づくこと、あるいは専門的なサービスへのアクセスが難しいことなどが挙げられます。

だからこそ、EIM Japanが日常生活の場、医療システム、個別化された運動処方をつなごうとしている取り組みは注目に値します。
カラダ機能チェッカーは、身体機能と認知機能について、本人と医師の双方に客観的な情報を提供し、自己申告だけでは得られない情報を補います。

Exercise is Medicineにおいて、カラダ機能チェッカーは重要な課題を支援します。
すなわち、医師が身体活動や機能を評価し、より自信を持って運動を勧め、必要に応じて患者を運動専門職につなげることができます。
そして、評価をより客観的にし、共有しやすくすることで、医師が患者の結果を運動カウンセリングの出発点として活用することもサポートできます。

今後の展開

EIM Japanは、カラダ機能チェッカーが医療機関、地域保健プログラム、職域の健康づくりなどで活用されることを見据えています。
医療機関では、診察前または診察中に身体機能・認知機能を評価することで、医師やコメディカルスタッフへの負担を最小限に抑えながら、より客観的な情報を得ることができます。

患者の結果をすぐにケアチームと共有し、医師がその結果を患者に説明できることで、患者自身が身体活動不足や認知機能の衰えに気づくきっかけとなり、運動カウンセリングや行動変容への動機づけを高める可能性があります。

地域の場では、収集されたデータが、より専門的な医療的助言へつながる橋渡しとなることも期待されます。
さらに、心拍数や歩数などのウェアラブルデバイスで得られたバイタルデータが医師と共有されることで、医師は運動や食事に関するタイムリーな助言を患者に行うための、より客観的な情報を得ることができます。

今後、パーソナルヘルスレコードに基づくシステムは、医師と運動専門職をより安全につなぎ、評価から行動へと続く継続的な道筋を支える可能性があります。

評価や検査をした後、実際に運動するという行動へつなげることは、予防医療において常に難しい問題でした。
カラダ機能チェッカーは、日常の予防医療においてExercise is Medicineを実践する対策として有用です。


出典:
Original article published by Exercise is Medicine® Global / ACSM
“From Expo 2025 to Everyday Life: Japan’s Digital Vision for Exercise as
Medicine”

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